実践年度
2022年度
学校の種類
特別支援学級
対象の子ども
中学生
対象の子どもが在籍している学級・学校の障害の種類
知的障害
実践において対象とした子どもの困難さ
- 読むこと・読み取ること
- コミュニケーションをすること
- 落ち着くこと・集中すること
- 学習(計算、推論、学習の補助等)すること
- 手順・順序を理解すること
内容
ディスレクシアの疑いがあり、漢字の形、部首などをとらえることに困難さを感じ、難しい漢字においてはルビを振る配慮を行っても読むことに時間がかかる生徒に対して、「話すこと」に主眼を置き、普段の学習活動を取り組ませた。理解を図るために、Microsoft「イマーシブリーダー」を使用することで、「読むこと」「書くこと」を音声でサポートし、「話すこと」を通じて指示の理解、行動にまで至るまでの見通しを持つことを促した。例えば、教員がteamsを通じて連絡するマインクラフトで行う活動計画をイマーシブリーダー(文字読み上げ機能)を使用し音声で確認した。また、友達とのやりとりはteamsの通話機能を利用した。イマーシブリーダーの機能を使用したことで、生徒の「読むこと」「書くこと」に対する心理的障壁が大きく取り除かれた。また、運動会や文化祭など学校行事の後に行われる作文の際に何の抵抗もなく自分から進んでイマーシブリーダー機能を使って取り組むことができるようになり、書くことに対して進んで取り組みたいと言うようになった。
(門馬祐策)
関連研修会・関連情報
関連