タブレット端末を活用したコミュニケーション支援

タブレット端末を活用したコミュニケーション支援
タブレット端末を活用したコミュニケーション支援

実践年度

2019年度

学校の種類

特別支援学校

対象の子ども

高校生

対象の子どもが在籍している学級・学校の障害の種類

肢体不自由

実践において対象とした子どもの困難さ

  • 話すこと
  • コミュニケーションをすること

内容

先天性疾患による気管切開のためのため声を出すことができない生徒に対して、文化祭でのステージ発表時に、自分のセリフを発話させるために、iPadの基本アプリである、「Keynote」と、アクセシビリティ「読み上げ機能」を活用した。 生徒は、自分のセリフを相手に伝わりやすくするために、読み上げるスピードやスライドに入力する文字数、音量の調整等を周りの意見を聞きながら自身で調整し練習を重ねていった。 他の場面でも、即時性を求められるコミュニケーション場面では、筆談やジェスチャーを用いて行い、発表など事前に原稿を用意して発話する場面では、タブレットを活用するなど状況に応じて、発話のための代替手段を選択できるようになった。 タブレットの読み上げ機能を利用した発話に関する支援は、個別の指導計画の特別な教育的ニーズに、「タブレット端末を活用してコミュニケーション能力の向上を図る」と明記され、タブレット端末の読み上げ機能の活用や音声の録音などの合理的配慮を提供している。 教科学習や学校行事、寄宿舎生活等の学校生活全般を通して、発話に対する支援を行っている。また、本人の希望である発語ができるようになっても困らないよう、文章の構成や言葉遣いについて指導している。 ()

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