実践年度
2022年度
学校の種類
特別支援学校
対象の子ども
高校生
対象の子どもが在籍している学級・学校の障害の種類
病弱・身体虚弱
実践において対象とした子どもの困難さ
内容
進行性の病気と知的障害を併せ有する生徒のため、表出言語が少なく、コミュニケーションに課題がある生徒に対して、共同作業を行うことで学級での関係性の構築をするために、イラストを読み取り、絵しりとりで加えていくという取り組みを行った。絵を描き終わったら、矢印(→)を書く。何の絵を描いたかわからないとき、答えを教えるのはダメ!、ヒントを教えるのはいい!、相手に伝わるものを書くといったルールを提示した。また、誰かが描いている間は何を書いているか予測し、次に描く絵をどうするのか調べる時間とした。
初めは簡単なりんご、ゴマなど書きやすく簡単な題材が出ていたが、一人の生徒が描いている時間は予測し、書く絵をどうするのか調べる時間としたことで、絵に色がついたり店舗の看板などを描く絵に幅が出てきた。しかし、書くことにこだわりを見せる様子が見られたため、調べる時間と各時間合わせて4分などルールの追加を行うことで時間内に収めることができた。また学級としては活動を通して、アイスブレーク効果もみられ、生徒の会話数や相手のことを考えた言動が増える効果があった。
(佐橋亜起英)
関連研修会・関連情報
関連