実践年度
2021年度
学校の種類
特別支援学校
対象の子ども
中学生
対象の子どもが在籍している学級・学校の障害の種類
知的障害
実践において対象とした子どもの困難さ
- 読むこと・読み取ること
- 概念(時間、大きさ等)を理解すること
- 学習(計算、推論、学習の補助等)すること
内容
式を用いた計算はできるが、文章問題や具体物を用いた計算になると、数の概念や数の大小のイメージを持つことができない生徒に対して、問題の意図を読み取るために自分で文章問題を作成することや、文章問題への苦手意識を解消するために生徒に身近な給食を題材に数の大小の問題に取り組んだ。
お肉が好きか、魚が好きかを先生方に調査するGoogle formを作成させた。Google formを用いたアンケート機能と集計の表を使うことで、具体的な数と割合を表示させ、どちらの数が多いかを可視化させた。
グラフになることで数の大小が分かり、数が表示されることで式への移行が容易になった。さらに差の人数を計算することができた。また、「次は米と麺で調べたい」など自発的に数の大小を調べたいと考える生徒も増加し、学習への意欲が向上した。
(根井 亮宗)
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