災害の被害を知り、防災について学ぼう

実践年度

2025年度

学校の種類

特別支援学校

対象の子ども

高校生

対象の子どもが在籍している学級・学校の障害の種類

知的障害

実践において対象とした子どもの困難さ

内容

 能登半島地震が発生し、身近の地震による甚大な被害を目の当たりにした。何が起きるか予測が難しい現在社会では、常に危険と隣り合わせで生活している。本校の生徒たちが災害を自分事として、「自分の命は自分で守る」という防災意識のさらなる向上と、災害訓練等を通して災害時に生かす実践力を身に付けることを目指すために、単元・題材の設定を行った。 ねらいは、「地震や火災など、自然災害の被害を知る。災害時に自ら命を守るための適切な行動について考える」である。 家や外、学校で地震が起きたとき、命を守るためにどのような行動が必要かパワーポイントの資料内容を見て考える。次に地震のVR、「自宅編」、「通学路辺」、「学校編」を視聴して、命を守るためにどのような行動が必要かそれぞれの場面を視聴して考える。なお、地震のVR動画を見るのが嫌な生徒や途中で気持ちが悪くなった生徒には見るのをやめるように促す。そして、グループに分かれて実際に地震が起きたらどのような行動をとるか話し合い、その内容をグループのタブレット端末で撮影し、全体の場で発表する。 まとめとして、災害は学校でも家でもいつどこで発生するかわからないこと、「自分の命は自分で守る」という意識を高め、災害時に命を守る正しい行動をとる自覚を高める。 (高等部 小坂忠広 教諭)

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